トップページ > 解説:白髪染め辞典「フコイダンの歴史」

白髪が気になりはじめた人の強い味方となるのが白髪染め用のヘアカラーですが、実際使ってみると髪の毛や頭皮がものすごく痛んでしまって本末転倒な結果になってしまった人も多いのではないでしょうか。そんな方にオススメなのが、酸化剤や化学染料を使用しない、天然素材由来の白髪染めヘアカラーです。これなら髪の痛みを気にしなくてすみますし、素手で使えるので染めムラもなくなります。使う頻度を高めても全く問題ありません。
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白髪染め辞典「フコイダンの歴史」

今、注目の白髪染めといえば、酸化剤や化学染料を使用しない無添加の、天然素材由来の白髪染めヘアカラーです。無添加白髪染めには天然の染料が利用されており、代表的な成分は、クチナシやウコン、アナトーなどです。これらの染料は髪の毛の表面だけを染めるので、化学染料系の一般的な白髪染めと比較すると着色力がやや弱いという難点があるものの、その分、自然な仕上がりが期待できます。

また、髪の毛が痛みませんし、低刺激のため、素手で使えるので染めムラもなくなります。使う頻度を高めても全く問題ありません。一般的な白髪染めで髪の毛が痛んでしまった人や、うまく染まらなかった人にはうれしい製品です。

そんな、今人気の無添加白髪染めに配合されているトリートメント成分としてよく目にするのが「昆布」です。

その理由は、昆布にはフコイダンと呼ばれる成分が豊富に含まれているからですね。フコイダンは「ヌルヌル成分」で、高い保水・保湿能力があります。髪が痛む大きな原因は乾燥ですから、フコイダンにより髪の毛の潤いが維持されれば美髪を保つことができます。

さらにフコイダンには、髪の毛を作り出す毛母細胞を活性化させるという、直接的な育毛効果も持ちます。昆布のフコイダンに「F−フコイダン」と呼ばれる種類のものがありますが、これには肝細胞や、腎臓や肺、血管、皮膚など多くの組織にある細胞を増殖・再生させる機能を持つことが分かってきたのですね。

そうした働きによって毛母細胞が刺激されば育毛につながる、というわけです。ちなみにこの働きによって生み出される作用を成長因子=FGFと呼ぶこともできますが、この育毛作用について解説したのが以下の図です。



昆布由来のフコイダンが含まれた白髪染めヘアカラーには単なるトリートメント効果以外にも、発毛など色々とうれしい効果があるということですね。

さて、この髪にうれしいフコイダンですがどのような歴史を持つのでしょうか?

フコイダンが発見されたのは1913年のことで、意外に新しい成分と言えます。スウェーデンにあるウブサラ大学のキリン教授が、昆布からフコイダンを分離し発見しました。しかしフコイダンは他の物質と比較すると分子構造が複雑で、研究が進んだのは最近のことですね。

1970年代になってようやくその抗がん作用が指摘されはじめ、研究発表が出始めました。

さらに1995年にはスウェーデン大学のヒルモ氏がフコイダンに、胃がんの原因の1つとなる、ピロリ菌の増殖を抑える働きがあることを発表しています。

一方、国内では、1996年に宝酒造がフコイダンのアポトーシス効果による抗がん作用を発表しました。

また2001年にはタカラバイオ社がフコイダンによる皮膚の老化予防・治療作用について発表しています。

このように近年になって大きく進んだフコイダンの効果・効能の研究ですが、まだまだ未知の様々な効果が実証される可能性がありますね。期待したいと思います。

単なる白髪染めではなく、育毛効果も期待される白髪染めを試したい方は、昆布由来のフコイダンが含まれた白髪染めヘアカラーを試してみてはいかがでしょうか。

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