白髪が気になりはじめた人の強い味方となるのが白髪染め用のヘアカラーですが、実際使ってみると髪の毛や頭皮がものすごく痛んでしまって本末転倒な結果になってしまった人も多いのではないでしょうか。そんな方にオススメなのが、酸化剤や化学染料を使用しない、天然素材由来の白髪染めヘアカラーです。これなら髪の痛みを気にしなくてすみますし、素手で使えるので染めムラもなくなります。使う頻度を高めても全く問題ありません。
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こちらのコラムでは、白髪染めに頼らず若々しい黒髪を維持・復活させるために、東洋医学的な見地から、髪の毛によい様々な方法をご案内していきたいと思います。
今回も前回に引き続き「髪を黒くする黒蔵食」についてです。
1.玄山芋:滋養強壮、腎精のもと。いろいろな材料にミックス。蜜脾スープにも
玄山芋は髪のもととなる精をつくるため、骨、髄をつくる食物です。腎の弱りによる白髪は、本当の山芋をたくさん食べなければなりません。
髪の中心の毛髄の髪や肌の潤いを増します。牌胃の働きと肺を元気にする作用もあります。
慢性の下痢やおりもの、遺精を止める働きもします。
東洋医学では腎の弱りにより起こる症状に対する八味丸という漢方薬に使われています。
また、糖尿病にもよい食物です。
滋養強壮、食欲増進、疲労や倦怠感の除去、腰痛、咳などの効能もあります。なるべく自然の山芋を天目乾燥して、細かく砕いたものを使います。
玄蓮種と一緒にお粥にすると、最高の滋養強壮粥、黒蔵粥になります。紅拘杞との相性もよく、相乗効果を上げます。お粥のほか、ごはんに炊ぎ込んだり、煮物料理にいれたり、焼酎に潰けて健康酒としても活用します。
2.紅拘杞:老化の白髪、腎の元気、耳や目にもよい
紅拘杞の実は腎を補い精を作ってスタミナを強化させて髪を黒くするといわれています。
肝細胞の新生を促進し、目をすっきりさせて視力をよくする作用もあります。
中国最古の本、草書「神農本草経」には、「常食すると筋肉や骨が丈夫になり、熱さ寒さに強くなり、若さを保つことができる。精気を補い、肝臓のはたらきをよくする。自然に視力もはっきりしてきて、ちょうど消えかかった灯明に油をさしたように、よくものが見えるようになる」と紹介されています。
黒蔵療法に用いる紅拘杞は、内蒙古地区の大きな木になる真っ赤で潤いのある、種の少ない実です。真っ赤に熟した実を、じっくり天日乾燥させた、皮が柔らかく滋養の高い、たべやすいものです。
十分に熟さない青い実を収穫し、ボイラー乾燥させたものが多く出回っていますが、これでは栄養価も作用も格段に違いますので注意してください。
黒蔵粥や黒蔵スープ療法として活用します。蜜脾スープに加えて煮込んだり、玄山芋や玄蓮種などとスープにしたりする方法があります。皮が柔らかく食べやすいので、数分間水で戻して和え物や蒸しもの、炒めものなどにも用います。
3.黒米:黒い種のエネルギー。美味しいごはんで髪を黒くする。
最近は米といえば白米しか食べていないので栄養不足になるのです。
かといって、いきなり玄米にすると、胃腸が弱ってますます栄養不足になったり、冷え症や生理不順になったりします。
その点、黒米なら消化吸収もよく、調理法も簡単でだれでも毎日食べることができます。黒米はからだをあたためます。
本当の玄米とは黒米のことです。玄とは北のことで、色では黒のことです。今の玄米は、黄米の元米(加工していない米)なのです。
黒米は紀元前から中国で栽培され、精力増強、胃腸虚弱などの薬膳に使われていました。
また、髪を黒々と保つ食物として、代々の中国の皇帝に献上されていました。
現代栄養学的にも、ビタミン、ミネラルが豊富で、黒い色に含まれるアントシアニンが、癌の予防や老化防止によいといわれています。有機栽培の黒米を上手に食べることが、生命力を強め、髪を黒くする元になるのです。
黒蔵粥(スープ)の素の主成分も黒米です。ごはんを炊かない方には、毎日これをのむだけで、たいへん元気になり、黒色食をたくさんとり入れることになります。
参考になさってください。
なお、白髪にお困りの方は白髪染めを利用されていることが多いと思いますが、世に出回っている白髪染めのほとんどは1剤(アルカリ剤)と2剤(酸化剤)の2つを混ぜて使います。しかしながらこうした一般的な白髪染めは、髪の毛や頭皮をものすごく痛めてしまって、かえって白髪が増えるという本末転倒なことが起こります。
それを避けるためにも、使っていただきたいのが、酸化剤や化学染料を使用しない、天然素材由来の白髪染めヘアカラーです。これなら髪の痛みを気にしなくてすみますし、白髪がさらに増えていってしまうこともありません。使う頻度を高めても全く問題ありません。
これから白髪を治そうと思っている方はぜひ利用してみてください。
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